8月24日15時より行われた、日本代表発表記者会見。
約1時間に及ぶ会見の内容を簡単にまとめてみました。
最初に
ハリルホジッチ監督
「今回の試合は、日本では興味を持つ人がたくさんいると思う。これまで日本は予選でオーストラリアに勝ったことがない。けが人が多く今までで一番リストを作るのが難しかった。だが、しっかりと戦うことができる。歴史に残る試合をする。そのためにはサポーターの応援が必要。」と言っていました。
日本代表メンバー発表
GK
川島 永嗣 【FCメス】
東口 順昭 【ガンバ大阪】
中村 航輔 【柏レイソル】
DF(SB)
酒井 宏樹 【オリンピック・マルセイユ】
酒井 高徳 【ハンブルガーSV】
長友 佑都 【インテル・ミラノ】
槙野 智章 【浦和レッズ】
DF(CB)
吉田 麻也 【サウサンプトン】
昌子 源 【鹿島アントラーズ】
植田 直通 【鹿島アントラーズ】
三浦 弦太 【ガンバ大阪】
MF(守備的)
長谷部 誠 【フランクフルト】
山口 蛍 【セレッソ大阪】
井手口 陽介 【ガンバ大阪】
高萩 洋次郎 【ガンバ大阪】
MF(攻撃的)
小林 祐希 【SC ヘーレンフェーン】
柴崎 岳 【ヘタフェCF】
香川 真司 【ボルシア・ドルトムント】
FW(右)
浅野 拓磨 【VtB シュツットガルト】
久保 裕也 【KAA ヘント】
本田 圭祐 【CF パチューカ】
FW(左)
乾 貴士 【SD エイバル】
武藤 嘉紀 【マインツ】
原口 元気 【ヘルタ・ベルリン】
FW(真ん中)
岡崎 慎司 【レスター・シティ】
杉本 健勇 【セレッソ大阪】
大迫 勇也 【FC ケルン】
計27名
ハリル監督による個別解説
選出された選手に対して、理由を述べていたので以下記述していきます。
・川島英嗣・・・不運なことにポジションを奪われているが、クラブにお願いしてリザーブで試合に出ているのでコンディションはいい。メンタル面・経験は今回の試合では重要になる。
・東口選手と中村選手は、状態がいい。
・酒井宏樹選手・長友選手・・・コンディションを取り戻しつつある。
・酒井高徳選手・・・クラブで前の試合に出ていないが、コンディションは上がってきている。ポジションを勝ち取ってほしい。
・槙野選手・・・言及なし
・CBはフィジカル的な試合が待っている中、体格もある。オーストラリアは14得点中、CKから5得点、PKから3得点決めている。セットプレーでやられない選手。
・吉田選手・昌子選手・・・長い間安定したプレーを見せている。
・植田選手・三浦選手・・・恐れがあるかもしれないが、忍耐強く。
・長谷部選手・・・復帰は大きい。試合にも出てコンディションも上がってきている。ただ試合に出過ぎているところもあるので、筋肉系に問題が出ないように休みながら出てほしい。
・山口選手・・・さらに攻撃のプレーでいいところを見せてほしい。
・井手口選手・・・安定したプレーを見せている。選手の中でもっとも高い評価を受けている。積極的にデュエルに行くことができ、ボールを持ったら両足を使うことができる。
・高萩選手・・・フィジカル的に興味深い選手。ただ、守備の面で修正点がある。たとえばプレッシャーや出だしのところ。海外の経験もあることもプラス。
・怪我人の多さで、攻撃的なMFはとても心配の多いポジションがあった。
・小林選手・・・レギュラーで出続けている。海外のリズムもあり、性格も強い。問題なくプレッシャーに順応できる。数少ない左利き。
・柴崎選手・・・代表復帰はうれしい。スペインで順応に時間がかかったが、最近は興味深いプレーをしている。いいプレーができる能力がある。
・香川選手・・・心配があるが、今コンディションを取り戻してきている。直接状態を見て起用するか決める。
・浅野選手・久保選手・・・試合に出続けている。決定力は物足りないが、決定機は多く作っている。代表で決定力をあげてほしい。
・本田選手・・・香川選手と同じく心配があった。この前の試合で点を決めたが、たくさんプレーしているわけではない。直接見て決める。存在自体が重要な選手。
・乾選手・・・試合に出続けている。
・武藤選手…試合に出続けている。いくつかのポジションができる。スピードはオーストラリア戦で面白い武器になる。
・原口選手・・・ポジション、コンディションを取り戻すのに頑張っているところ。移籍関係の影響が出ているかもしれないので、早めに決断するようにアドバイスした。フィジカル的にはいい状態。
・岡崎選手・・・開幕から2戦連続得点を取っているのは喜ばしいこと。
・杉本選手・・・2年前からチェックしていて、いいプレーをし続けている、質が高く、体格もある珍しいタイプ。質、テクニックがあると信じている。意欲的にトレーニングすればもっと伸びる。
・大迫選手・・・怪我をしていて心配していた。ここ1週間はトレーニングに合流して、試合にも出れそう。プレシーズンの準備をしっかりしていたので、すぐにトップフォームを取り戻せる。
質疑応答のまとめ
ハリル監督と記者の質疑応答の内容をまとめていきます。
ハリル監督の話がかなり長くなってしまっていたので、短めにしようと思います(笑)
Q:オーストラリアは高さが武器、日本は高さが弱点だ。もし、吉田、昌子選手のどちらかが怪我をした場合、代表経験がない植田、三浦選手を出すのは難しいのではないか?
A:現時点で怪我人が多いが、今の質問でさらに怪我人が2人でてしまった(笑)
それは悲観的な見かた。
日本では若手を信頼することに欠けている。
若手であってもプレーする価値があると思えば使う。
より経験がある方がいいかもしれないが、どこかで経験は積まなければいけない。私は若い選手にも自信を与えていきたい。
Q:前回のオーストラリア戦は相手の良さを消すことができた。今回のホームはどのようなイメージなのか?
A:それぞれ準備がある。
前回は守備的だったと聞くこともある。守備で戦術と規律を守ることで抑え切れた。
今回のホームはより攻撃的になる。
これから誰をスタメンにするのか、DFにダメージを与えられるのか決めていく。
Q:整理してFWを9人選んだと思うのでそこの説明をしてほしい。サウジアラビア戦で選手の入れ替えはあり得るのか?
A:変更はもちろんあり得る。
アウェーとまったく同じ戦い方はしない。どの選手を使うのかによって形も変わっていく。それぞれ攻撃、守備の役割がある。共通なのはたくさん走ること。
代表監督より知識がある人がたくさんいるので、いろんな意見が出ると思うが、そういうことに耳を傾けるつもりはない。自分たちの可能性を信じて準備していく。
Q:前回アルジェリア監督のときの経験から、今回マネージメント面でどのように活かされていくか?
A:チームがW杯に行く確信をすること。ナーバスにならずに落ち着くこと。それぞれが個性を出してW杯を目指すこと。W杯で戦っていることを想像する。
批判したいならW杯に行った方が批判する機会が増えるからそうしたほうがいい(笑)それでみなさん(記者)は給料を貰え、私は監督として給料を貰える。
Q:暑さやコンディションの難しさという状況を考えると国内組を使うと考えたが、FWなど国内組から頼れる選手が少ないという認識でいいのか?
A:私が国内組を使わないと言われているが、代表で通用すると感じれば使う。前回の今野が例。今回は杉本。
杉本は大迫、岡崎よりいいと思えば使う。
イランでは今野、井手口、倉田が使われた。
植田や三浦の若い選手もいる。もちろん昌子も。
代表に値すると思っているから、リストに入れている。
来日してからずっと言っているが、名前だけでプレーする選手はいない。
Jリーグなのか、海外なのかは関係ない。
最後に、応援よろしくお願いします。といって会場を後にしました。
まとめ
槙野選手について言及がなかったのが気になるところですが、大方予想通りの選出にはなったのかなという印象です。
金崎選手か杉本選手かと言われてましたが、杉本選手きましたね。期待したいです。
質疑応答からハリル監督の皮肉が炸裂しまくってましたね(笑)
あとは話しが長いので短くまとめるのが大変です。これでも削ったほうだと思います。
とにかくオーストラリア戦は勝つことが大事なので、精一杯応援しましょう!
オーストラリアとの一戦は8月31日19時30分キックオフです!!