今日の日常生活や社会に於いて、インターネットなどの”IT”は生活に欠かせないものになりました。
そうなれば僕たちはITの知識を少しでも持っておいて損はないですよね。
そんなITにまつわる知識を身に着いた証明になる『ITパスポート』という国家資格をご存知ですか?
パソコンに関する知識をはじめとするITに関する知識、さらには経営やプロジェクトマネジメントに関する知識など幅広い分野の知識を問われる国家資格です。
国家資格と聞くと「難しそう」と敬遠してしまうかもしれませんが、国家資格の中では取得しやすい部類の資格なんです。
僕もITパスポートは2週間ほどの軽い勉強で合格しました。
これは自慢ではなく、あなたでも可能なんです!
IT企業へ就職を考えている人には、ぜひとも取得していただきたい資格の1つです。
IT企業に就職しない人でも、非常にためになる知識です!全然難しくないのでチャレンジしてみてください!
そんなITパスポートについて、詳しく説明していきますのでみさなさんも合格しちゃいましょう!
目次
ITパスポートは簡単!
例題で簡単な理由がわかる!
ITパスポートは日頃からパソコンでインターネットを使っている人には簡単なんです!
「ホント?」って疑問に思いますよね。
それでは例題を出すので考えてみてください!
Q1:テザリング機能をもつスマートフォンを利用した、PCのインターネット接続に関する記述のうち、適切なものはどれか。
イ 携帯電話回線のネットワークを利用するので安全性は確保されており、PCのウイルス対策は必要ない。
ウ スマートフォンをルータとして利用できるので、別途ルータを用意する必要はない。
エ テザリング専用プロトコルに対応したPCを用意する必要がある。
Q2:地球規模の環境シミュレーションや遺伝子解析などに使われており、大量の計算を超高速で処理する目的で開発されたコンピュータはどれか。
イ スーパコンピュータ
ウ 汎用コンピュータ
エ マイクロコンピュータ
Q3:オフィスや家庭内のネットワークからインターネットなどのほかのネットワークへアクセスするときに、他のネットワークへの出入り口の役割を果たすものはどれか。
イ デフォルゲートウェイ
ウ ハブ
エ リピータ
解答:Q1:ウ Q2:イ Q3:イ
出典:ITパスポート試験 28年度 秋期分
毎年このような問題が出題されます。
インターネットにそこまで詳しくない人でも聞いたことはあるのではないでしょうか。
もちろん今はわからなくても全然大丈夫です!!
ITパスポートは4択問題なので、問題だけ見てわからなくても選択肢を見て「これだ!」とすぐに気付けるようになります!
ITパスポートには3つの分野がある!
ITパスポートにはテクノロジ系・ストラテジ系・マネジメント系という3つの分野が存在します。
それぞれの分野の簡単な説明をすると
テクノロジ系・・・コンピュータ関係のソフトウェアやセキュリティ、ネットワーク、アルゴリズムに関する問題が出題されます。
さきほどの例題はテクノロジ系から出題しています。
ストラテジ系・・・企業の活動や経営・システム戦略にまつわる問題が出題されます。
マネジメント系・・・システム開発技術、プロジェクトやサービスのマネジメントに関する問題が出題されます。
この中でも比較的難しいと言われているのは、ストラテジ系です。
既に企業の方で経験している人には簡単かもしれませんが、そうではない人には少々イメージがしにくい分野だと思います。
しかし、下記に書いてある合格の基準を理解することで難しい分野にも対応できちゃいます!
効率の良い勉強方法とは?
一番おすすめなのは自分に合っている参考書を1冊買うことです。
頭を使う計算問題も数問程度ありますが、基本は暗記で合格できるので覚えやすそうな解説をしてくれている参考書がおすすめです。
何冊買っても意味がないので、コレ!!と思ったものを1冊だけ買いましょう。
合格の基準を理解しよう!
合格するための4つの基準を理解しておくだけでより合格に近づくことができます!
公式HPの合格基準を見ると、総合評価点600点・ストラテジ系300点・マネジメント系300点・テクノロジ系300点が合格するための必要点数となっています。
試験問題全体で6割正解していること
ストラテジ系で3割正解していること
マネジメント系で3割正解していること
テクノロジ系で3割正解していること
ということなのですが、もっと具体的に説明すると
ストラテジ系で全問正解したけどマネジメント系で2割しか正解できなかった⇒不合格
ということもあり得るということです。
逆に言ってしまえば、テクノロジ系が苦手分野の場合は3割取れる実力さえあれば、他2つでカバーしてあげれば合格できるんです!
あなたが難しい・苦手と思った分野は最低限を身に着けて、確実に取れる分野を確実にしていきましょう。
ただあまりにギリギリは怖いので、時間があるのであればある程度は勉強しておくと安心ですね。
参考書を利用しよう!
僕がオススメするのは『栢木先生のITパスポート』です。
とにかく読みやすいんです!
参考書とは思えないほどの読みやすさです。
「文字がギッシリの参考書はちょっと・・・」という人にほどオススメです。
イラストや色付きでわかりやすく説明してくれているので、イメージとして記憶に残りやすい参考書です。
毎年改訂版が発売されていますが、内容はそこまで変わらないので買い足す必要はないです。周りの人にITパスポートの参考書を持っている人がいれば譲ってもらっちゃいましょう!!
平成29年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 (情報処理技術者試験)
公式HPの過去問題を利用しよう!
ITパスポートの公式HPには、過去問題がPDFファイルでたくさん公開されています。
こちらのページにアクセスすると過去9年の過去問題が公開されています。
ある程度理解が深まったら、この過去問題をたくさん解いてみてください。
そして仕上げとして本番と同じ試験スタイルを体験しよう。
こちらの疑似体験用ソウフトウェアをダウンロードして起動すると、本番の試験画面を体験できるのでたくさん慣れておきましょう。
試験について
自分のペースでいつでも受験できる!
ITパスポートは1年中各地の試験会場で受けることができます。
『テストまであと○日だから、このくらいのペースで勉強しなきゃ間に合わない!!』
なんてペースを逆算する必要がないんです!
むしろ
『合格する自信があるから今週末に受験してこよう!』
なんてことも可能です。
公式HPから申し込みする手順を詳しく説明!
それでは実際に申し込んでみましょう。
今回は初めて受験する人向けに手順を書いていきます。
まず公式サイトの受験申込みページの【初めて受験する方はこちら】という緑のボタンをクリックします。
すると利用者ID登録画面になるので、自分で使う利用者IDとメールアドレスを入力して次へ
画面に従って進めると、登録したメールアドレスへ
【ITパスポート試験】仮パスワード発行の
というメールが届くと思います。
そのメールに書いてある利用者IDと仮パスワードを使用して、利用者メニューへのログインはこちらをクリックしてログインしてください。
ログインできたら、まず行うことは【利用者情報の登録】です。
ITパスポートの受験料金の支払いに使用できる電子チケットです。
左側にある【確認票ダウンロード】をクリックして、必ず印刷してください!!!
試験当日!
持ち物の確認をしましょう。
①印刷した確認票(印刷していない場合は、受験番号・利用者ID・確認コードが記入してある控え)
②顔写真付き本人確認書類(コピー不可、原本を持参してください)
これらがないと受験できないので気を付けましょう。
メモ用紙とペンは会場で用意されているので、持参しなくても問題ありません。
ただ試験まで復習したい場合は、持参しておくのも良いかもしれません。
試験中はとにかく落ち着こう!
いつもとは違う雰囲気での試験のため、緊張してしまうかもしれません。
ちなみに僕が受けた会場は、学校にあるパソコンルームのような場所でした。
緊張で普段なら解ける問題も落としてしまってはもったいありません。とにかく落ち着きましょう。
落ち着けばあなたなら絶対合格できます!
試験後にすること
試験が終わってから数時間後に公式HPより試験結果レポートを見ることができます。
点数が記載されているので、この時点で大体合格できたかどうか自己判断することができると思います。
ただし合格発表は翌月中旬なので、例えレポート結果が満点であっても合格発表までは待ちましょう!
合格発表も公式HPからチェックすることができます。
さらに翌月に登録した住所へ合格証書が郵送されてきます。
最後に
ITパスポートは比較的簡単に合格できる国家資格です。
IT企業に就職を考えている人は、まず目を通してみてほしいです。
何か資格が欲しいなんて人でも気軽に取り掛かれる資格ですので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
ITパスポートに合格できたら、次はその上の基本情報技術者試験にも挑戦してみましょう!